最終更新日:2024年2月18日
本記事では、【株初心者の疑問解決】として、「株の配当金で生活するにはいくら必要か?」について、計算した結果を、説明してまいります。
配当金とは
Wikipediaによると配当とは以下のように説明されています。
配当(はいとう)とは、金銭等を「割り当てて配ること」あるいは「割り当てて配られたもの」をいう。
企業における配当とは、企業が経営活動の結果として獲得した利益を出資者あるいは株主に分配することをいう。
なので、配当金とは企業が稼いだ利益の一部を株主に分配した現金のことです。いくらの配当金を分配するかは、四半期毎に実施される決算発表時に企業から公表されます。また、業績予想の上方修正や下方修正の発表時には、あわせて、増配や減配も発表されます。
配当金生活とは
配当金生活とは、文字通り、配当金で生活することを言います。配当金で生計を立てることとも言い換えれます。
配当金は前項の通り分配された現金のことで、配当は企業や保険等で行われます。
つまり、株の配当金生活は、企業から分配される現金で、生活することです。
株の配当金で生活するにはいくら必要か?
では、いよいよ本題です。
株の配当金で生活するといった場合に、まず、考えないといけないのは、いくらあれば生活できるかということです。
この金額については、人それぞれというのが実状だと思いますが、試算するにあたっては、基準が必要です。
そこで、ここでは、大卒の平均賃金(初任給)を基準として、試算したいと思います。
厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査によりますと、大卒の平均賃金(初任給)は228,500円となっています。
なので、ここでは、この平均賃金を12倍した金額である2,742,000円を用いて、試算したいと思います。
228,500[円]×12[月]=2,742,000[円]
ボーナスを考慮せずに、単純に12倍しただけなので、この金額を基準としていいのか等、異論があるかもしれませんが、あくまでも試算する上での基準ということでご容赦ください。
さて、株の配当金で生活するということを考えた場合、このケースでは、年間2,742,000円の配当金をもらう必要があります。
年間2,742,000円の配当金をもらうといった場合、当然ながら、配当利回りによって、いくらの投資金額が必要かが変わってきます。
そこで、配当利回り毎に必要な投資金額について、一覧表にしてみました。
配当金を年間2,742,000円もらうのに必要な投資金額=2,742,000円÷配当利回り
表1:配当利回り毎の年間2,742,000円もらうのに必要な投資金額
配当利回り | 投資金額 |
1% | 274,200,000円 |
2% | 137,100,000円 |
3% | 91,400,000円 |
4% | 68,550,000円 |
5% | 54,840,000円 |
6% | 45,700,000円 |
7% | 39,171,429円 |
8% | 34,275,000円 |
9% | 30,466,667円 |
10% | 27,420,000円 |
(注)配当利回り7%と9%の投資金額は、小数点以下を四捨五入した金額です。
配当利回りが1%の場合は、2億7,420万円の投資資金が必要で、同10%の場合は、2,742万円の投資資金が必要です。
ただし、分散投資で複数の銘柄に投資し、リスクの軽減を図ったほうがいいと思います。そうなってくると、現実的な配当利回りは3%程度と思われますので、その場合は、9,140万円の投資資金が必要です。
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