株初心者がこれだけは最低限おさえておいたほうが良い最も基本的な株式投資用語一覧
最終更新日:2024年2月24日
株初心者が「まずは、これだけでも」覚えておいた方がいい主な投資用語を解説します。
- 終値、ストップ高など、株価に関する用語を解説
- 上昇トレンド、三角保ち合いなど、トレンドに関する用語を解説
- PER、PBRなど、指標に関する用語を解説
株価に関する用語
株価に関する主な用語は以下です。
- 始値・高値・安値・終値
- 値幅制限(ストップ高・ストップ安)
始値・高値・安値・終値
始値
一定の期間(1日、1週間、1ケ月)に、最初に売買が成立した株価のこと。
出来高がそれなりにある銘柄の場合は、通常、寄り付き(9:00)に売買が成立することが多いです。
ただし、買い注文が売り注文と比べてかなり多い場合や反対に売り注文が買い注文と比べてかなり多い場合等、ずれ込むことも多々あります。
高値
一定の期間(1日、1週間、1ケ月)につけた一番高い株価のこと。
安値
一定の期間(1日、1週間、1ケ月)につけた一番安い株価のこと。
終値
一定の期間(1日、1週間、1ケ月)に、最後に売買が成立した株価のこと。
通常は大引け(15:00)に売買が成立した株価となるが、出来高が少ない銘柄の場合、大引けに売買が成立しない場合も散見される。
値幅制限
日本市場(国内株)では株価の急速な変動を防ぐために、1日の株価変動幅を一定範囲に定めて制限しており(この値幅を値幅制限といいます)、1日の中で売買できる株価の上限と下限を定めています。
上限のことを、ストップ高といい、下限のことを、ストップ安といいます。
ちなみに、米国市場(米国株)では、値幅制限というルールはありません。
制限値幅を一覧表で表したものが以下となります。
~100円未満 | 上下30円 |
100円以上~200円未満 | 50円 |
200円以上~500円未満 | 80円 |
500円以上~700円未満 | 100円 |
700円以上~1,000円未満 | 150円 |
1,000円以上~1,500円未満 | 300円 |
1,500円以上~2,000円未満 | 400円 |
2,000円以上~3,000円未満 | 500円 |
3,000円以上~5,000円未満 | 700円 |
5,000円以上~7,000円未満 | 1,000円 |
7,000円以上~10,000円未満 | 1,500円 |
10,000円以上~15,000円未満 | 3,000円 |
15,000円以上~20,000円未満 | 4,000円 |
20,000円以上~30,000円未満 | 5,000円 |
30,000円以上~50,000円未満 | 7,000円 |
50,000円以上~70,000円未満 | 10,000円 |
70,000円以上~100,000円未満 | 15,000円 |
100,000円以上~150,000円未満 | 30,000円 |
150,000円以上~200,000円未満 | 40,000円 |
200,000円以上~300,000円未満 | 50,000円 |
300,000円以上~500,000円未満 | 70,000円 |
500,000円以上~700,000円未満 | 100,000円 |
700,000円以上~1,000,000円未満 | 150,000円 |
1,000,000円以上~1,500,000円未満 | 300,000円 |
1,500,000円以上~2,000,000円未満 | 400,000円 |
2,000,000円以上~3,000,000円未満 | 500,000円 |
3,000,000円以上~5,000,000円未満 | 700,000円 |
5,000,000円以上~7,000,000円未満 | 1,000,000円 |
7,000,000円以上~10,000,000円未満 | 1,500,000円 |
10,000,000円以上~15,000,000円未満 | 3,000,000円 |
15,000,000円以上~20,000,000円未満 | 4,000,000円 |
20,000,000円以上~30,000,000円未満 | 5,000,000円 |
30,000,000円以上~50,000,000円未満 | 7,000,000円 |
50,000,000円以上 | 10,000,000円 |
なお、臨時に制限値幅は変更されることがあります。
詳しくは、以下のサイトを参照してください。
トレンドに関する用語
トレンドに関する用語は以下です。
- 上昇トレンド
- 下降トレンド
- 三角保ち合い
- BOX相場
上昇トレンド
株価が持続的に上昇している時に見られるトレンドです。
通常は、一連の高値と高い低値が形成されます。
投資家は上昇トレンド中に買いポジションを取る傾向があります。
下降トレンド
株価が持続的に下落している時に見られるトレンドです。
通常は、一連の低い高値と低い低値が形成されます。
投資家は下降トレンド中に売りポジションを取る傾向があります。
三角保ち合い
株価が上昇トレンドまたは下降トレンドから一時的に停滞し、上下に対称な三角形のパターンを形成する時に見られるテクニカルパターンです。
通常、価格が三角形の中で収束していくことが特徴です。
これは価格の変動が収束し、トレンドが再開する可能性があることを示唆しています。
BOX相場
株価が一定の価格範囲内で推移し、上昇トレンドや下降トレンドに明確な方向性がない状態を指します。
通常は、価格が下値支持線と上値抵抗線の間で何度か往復します。
BOX相場は、価格が方向性を見出せずに横ばいを続けている状態です。
指標に関する用語
指標に関する用語は以下です。
- PER
- PBR
- ROA
- ROE
PER(Price-to-Earnings Ratio)
株価収益率とも呼ばれます。
企業の株価をその企業の1株あたりの利益で割ったものです。
一般的に、PERが高いほど、株価が企業の実際の収益よりも高いと見なされます。
逆に、PERが低い場合は、株価が割安であると考えられます。
PBR(Price-to-Book Ratio)
株価純資産倍率とも呼ばれます。
企業の株価を1株あたりの純資産(純資産 = 総資産 – 総負債)で割ったものです。
PBRが1よりも低い場合、株価が実際の資産よりも割安であると見なされます。
ROA(Return on Assets)
総資産利益率とも呼ばれます。
企業が総資産から得る利益の割合を示します。
ROAが高いほど、企業は総資産を効果的に活用して利益を上げていると見なされます。
ROE(Return on Equity)
自己資本利益率とも呼ばれます。
企業が自己資本から得る利益の割合を示します。
ROEが高いほど、企業は自己資本を効果的に活用して利益を上げていると見なされます。
企業が負債を多く抱えている場合、ROEは高くなる可能性があります。
投資手法に関する用語
投資手法に関する用語は以下です。
- 順張り
- 逆張り
順張り
株式投資の「順張り」は、一般的には市場が期待される方向と同じ方向の取引を行うことを指します。
つまり、市場が上昇することが予想されるときには買いポジションを取り、市場が下落することが予想されるときには売りポジションを取るということです。
逆張り
株式投資の「逆張り」は、一般的には市場が期待される方向とは逆の取引を行うことを指します。
つまり、市場が上昇することが予想されるときには売りポジションを取り、市場が下落することが予想されるときには買いポジションを取るということです。
まとめ
今回、解説した用語は、株式市場の動向やトレンドを理解したり、投資判断を行ったりする際に、重要な概念となります。
ぜひとも覚えていただいて、株式投資に役立ててください。
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