株の買い方から売り方まで株初心者向け株式投資スタートガイド
最終更新日:2024年2月23日
2024年1月1日からスタートした新しいNISA(少額投資非課税制度)、通称新NISAを活用して、株式投資を始めようという人も多いのではないでしょうか?
本記事では、そんなこれから株式投資を始めようという人が、知識ゼロベースでもスタートできるように、株式投資をスタートするのに必要な事項の詳細を丁寧に解説していきます。
- 株式投資の始め方
- どの証券会社で始めるのがいいか?
- 証券口座の開設の仕方
- 株の買い方・売り方
- 様々な株式投資法
- 自分に合った目標設定の方法
目次
株式投資を始めるのに、最初にしないといけないこと
株式投資を始めるのに、最初にしないといけないこと、それは、ズバリ、証券口座を開設することです。これがないことには、株(株式)を買うことも売ることもできません。
証券口座を開設する最もお手軽な方法は、証券会社のホームページからオンラインで証券口座開設手続きをする方法です。
PCからでもスマホからでも、どちらの端末を使ってでも手続き可能です。
どの証券会社で始めるのがいいか?
証券会社は、非常にたくさんありますが、代表的なものを以下にご紹介します。
- SBI証券
- 楽天証券
- 野村證券(野村ネット&コール)
- SMBC日興証券
- 大和証券
- マネックス証券
- みずほ証券
- auカブコム証券
- 松井証券
- DMM.com証券
- インヴァスト証券
- GMOクリック証券
- PayPay証券
- 岡三証券(岡三オンライン)
- 岩井コスモ証券
- 東海東京証券
主な証券会社だけでも、このようにたくさんあるので、どの証券会社に証券口座を開設するべきか、本当に悩みますよね。
実は、自分に合った証券会社というのは、自分がどのような投資対象に、どのような投資手法を取るのかによっても変わってくるのですが、株初心者の場合は、それがまだ決まっていないことがほとんどだと思います。
例えば、デイトレードのような短期売買を行うのであれば、取引ツールに定評のある楽天証券がオススメですし、米国株をメインにするならネット証券唯一の時間外取引にも対応しているマネックス証券がオススメだったりします。
したがって、自分がどのような投資対象に、どのような投資手法を取るかを、まず決めてから、それに合った証券会社を選ぶという方法もありますが、それだと、なかなか株式投資を始めることができません。
そのような株初心者にオススメする証券会社は、ズバリ、SBI証券です。
その理由は、以下です。
- オンライン総合証券最大手
- 国内株式売買手数料0円
- 米国株式&海外ETF手数料0円
- 米ドル/円のリアルタイム為替手数料が0銭
- 取扱商品・サービスのラインナップが業界トップ水準
口座数1位のSBI証券と同2位の楽天証券は、色々な面で、常に競っている感じで、例えば、一方が手数料を引き下げれば、もう一方も同水準に手数料を引き下げるということを繰り返して、ついには、手数料0円にまでなってしまいました。
なので、SBI証券は、今後も最大手をキープするべく、色々な面で利用者にとっては良い方向に改善されていくことが予想されますので、まずは、SBI証券に証券口座を開設しておけば間違いはないでしょう。
実は、「まずは」と申し上げたのは、証券口座は1社だけにしないといけないということはないからです。
口座開設自体は、いくつでも出来ます。(ただし、NISA口座は1つだけです。)
なので、まずは、SBI証券で始めてみて、自分の投資対象や投資手法がある程度、固まってきて、その時に、その投資対象や投資手法に合った証券会社が別にあるようなら、その時に新たにその証券会社に証券口座を開設すればいいでしょう。
証券口座を開設する
SBI証券の証券口座開設は、SBI証券のホームページから行えます。
以下のものをお持ちで、「ネットで口座開設」を選択し、本人確認書類をスマートフォンを用いて、その場で撮影して提出可能な方は、最短翌営業日には取引できるようになります。
- メールアドレス
- スマートフォン
- マイナンバーカード(もしくは、通知カード+運転免許証)
SBI証券の証券口座開設手順を説明していきます。なお、画面出典はすべてSBI証券で、画面は参考イメージです。お申し込みの時期によっては、実際の画面と異なる場合がありますので、予めご承知おきください。
STEP1:口座開設申込
❶ SBI証券に行きます。画面右側上部の[口座開設はこちら]をクリックします。
❷ 口座開設画面に遷移しますので、「メールアドレス」を入力し、[メールを送信]をクリックします。
➌ 登録した自分のメールアドレスあてに、SBI証券から「認証コード」が記載されたメールが届きます。
➍ その「認証コード」を入力し、[次へ]をクリックします。
➎ お客様情報の設定画面になりますので、必要事項を全て入力し、[次へ]をクリックします。
以下の項目は画面イメージ省略
・SBI証券のiDeCo 口座開設同時申し込みの選択
・住信SBIネット銀行 口座開設同時申し込みの選択
・SBI新生銀行 口座開設同時申し込みの選択
・SBI証券ポイントサービス申し込み
❻ 続いて、規約の確認画面となります。内容確認し、問題なければ、次の画面に進みます。
❼ 続いて、入力内容の確認画面となります。内容確認し、問題なければ、次の画面に進みます。
❽ 続いて、口座開設方法の選択画面となります。以下の2つより選択し、次の画面に進みます。
- ネットで口座開設
- 郵送で口座開設
❾ 口座開設申込の完了画面となります。
- 「ネットで口座開設」を選択された場合は、ユーザーネームとログインパスワードが発行されますので、保存します。また、「本人確認書類の提出」など次のステップに進みます。
- 「郵送で口座開設」を選択された場合は、関係書類が到着後、案内に従って、手続きを進めます。
STEP2:本人確認書類の提出(「ネットで口座開設」の場合)
ここからは、「ネットで口座開設」を選択された場合の手続きを説明します。「郵送で口座開設」を選択された場合は、SBI証券:口座開設の流れページを参考に手続きを進めてください。
➊ 口座開設状況画面より口座開設申込完了時に発行されたユーザーネームとログインパスワードでログインします。
❷ 口座開設状況を確認し、「本人確認書類の提出」から手続きを進めます。
➌ 提出書類および提出方法を選択し、本人確認書類を提出します。
STEP3:口座開設完了通知の受取り
提出書類の審査等が完了すれば、選択した方法で「口座開設完了通知」が送られてきます。
「メールで受け取る」を選択した場合
- 取引パスワード設定ページへのURLが申込時のメールアドレス宛に送られてきます。アクセス後、任意の取引パスワードを設定します。
「郵送で受け取る」を選択した場合
- 登録いただいたご住所宛てに、取引パスワードが記載された郵送物が簡易書留郵便(転送不要)で送られてきます。
STEP4:初期設定
本人確認書類の審査完了後、初期設定が可能です。初期設定を済ませると、取引が開始できるようになります。
➊ 口座開設申込完了時に発行されたユーザーネームとログインパスワードでログインします。
❷ 「初期設定する」から手続きに進みます。
➌ 画面に従って入力を行います。全て入力が完了すれば、初期設定完了です。
以上で、口座開設手続きの説明は終わりです。
分かりにくい点などありましたら、「SBI証券:口座開設の流れ」ページもご参照ください。
株の買い方・売り方
証券口座が開設されると、株の売買ができるようになります。
と言っても、株初心者の方が、いきなり、株を買ったり売ったりすることはないと思いますが、まずは、株式投資の一連の流れを説明するために、株の買い方・売り方について説明しておきます。
これからの項目は、SBI証券のPC画面を例に、説明します。なお、画面出典はすべてSBI証券で、画面は参考イメージです。タイミングによっては、実際の画面と異なる場合がありますので、予めご承知おきください。
株の買い方
❶ SBI証券にログインすると以下のようなトップ画面が表示されます。ここでは、実際に、株の買い方を説明するため、個人投資家に人気のある日本電信電話(NTT)を例にとって、説明を続けていきます。日本株の場合は、一番上の株価検索部分に銘柄名・コード・キーワード等を入力して[株価検索]ボタンをクリックすれば、個別銘柄の画面に遷移しますので、検索窓に「日本電信電話」と入力して、[株価検索]ボタンをクリックします。
❷ 個別銘柄の画面が表示されますので、[現物買]をクリックします。なお、ここでは、これから株式投資を始める株初心者の方を想定していますので、現物取引のみで説明を続けていきます。
➌ 以下のような注文入力画面が表示されますので、必要項目を入力の上、[注文確認画面へ]ボタンをクリックします。
➍ そうすると、注文確認(現物買)画面が表示されますので、入力内容に間違いがないか確認の上、画面下の方の[注文発注]ボタンをクリックすれば、買注文完了です。
以上で、株の買い方の説明は終わりです。
株の売り方
➊ 次に、株の売り方を説明します。現物取引の場合、当然ながら、株式を保有していないと売ることは出来ません。なので、株初心者の方は、まず、買ってからということになりますが、ここでは、株式投資の一連の流れを説明するために、株の売り方も説明しておきます。例えば、保有銘柄に「三井住友建設」があったとして、説明を続けていきます。まず、[現物売]をクリックします。
❷ 注文入力画面が表示されますので、必要事項を入力し、[注文確認画面へ]ボタンをクリックします。
➌ そうすると、注文確認(現物売)画面が表示されますので、入力内容に間違いがないか確認の上、画面下の方の[注文発注]ボタンをクリックすれば、売注文完了です。
以上で、株の売り方の説明は終わりです。
株式投資を始める前に、すべきこと
前項までで、証券口座の開設から、株の買い方・売り方まで一通り説明しましたので、株式投資を始めようとすれば、それも可能です。
しかしながら、いきなり始めるのはキケンです。
株式投資で成功したいなら、「自分が、どのような株式投資手法を用いて、いつまでに、いくらぐらいの利益を上げたいのか」という目標を決め、その目標を達成できるような投資戦略を練る必要があります。
しかし、株初心者の方が、いきなり投資戦略を練るというのは無理がありますよね。
そうです。株初心者の方が、「株取引を始める前に、すべきこと」とは、ズバリ、「学び」です。
「いや~、学ぶのは苦手で~・・」なんて、声も聞こえてきそうですが、株式投資で成功したいのならば、かなり学ぶ必要があるというのが正直なところです。
そうは言っても、株初心者の方には、学ぶことが多すぎて、何から手をつけていいか分からないと思いますので、以下にポイントを上げたいと思います。
- 株式投資の基本を学ぶ
- 株式投資の二大分析手法を学ぶ
- 様々な株式投資手法を学ぶ
株式投資の基本を学ぶ
これから株式投資を始める株初心者の方には、ぜひとも、一通りの知識を身につけた上で、株式投資に取り組んでいただきたいと思います。
本項では、ごくごく基本的な事項のみ解説します。
株とは?
「株(かぶ)」とは、株式会社、つまり、会社が集めるお金に対して、「あなたは、〇〇円のお金を出しました」ということを証明する株券と呼ばれるもののことです。
以前は、実際に紙ベースの株券が発行されており、株を売り買いするのに、その都度、名義変更をしていました。
現在は、株券は電子化されていますので、実際に株券を見る機会は無くなってしまいましたが、株を売り買いすれば、紙ベースの時と同じように名義変更されるのは同様です。
各会社の株式には、銘柄コードと呼ばれる4桁の数字(2024年からはアルファベットも入ります。)が割り当てられています。
この株の売り買いのことを指して、単に、「株をやっている」等と言ったりしますが、別の言い方ですと、株式取引と言ったり、株式投資と言ったり、株式トレードと言ったりします。
厳密に言うと、株式投資と株式トレードは違うものかもしれませんが、本記事では、基本的に、株の売り買いのことを、株式取引と呼ぶこととします。
株式取引はどこで出来るのかというと、証券取引所です。
日本では東京証券取引所(東証)が多くの銘柄が上場している取引所となっています。
現物取引と信用取引
投資家が証券取引所で売買するには、証券会社に証券口座を開設し、証券会社経由で売買注文を出す必要があります。
株式取引は大別すると、現物(げんぶつ)取引と信用(しんよう)取引の2種類が存在します。
一般的に株式取引というと、現物取引を指していることが多いと思われますが、下げ相場の時は、信用取引の空売り(からうり)が有効になってきます。
現物取引とは、元々は、株券の現物、つまり、株券そのものを、売り買いしていたことから、このような呼ばれ方をしています。
現物買というと、現物の株券(株式)を買うことです。
例えば、株価(株券が取引される価格)が1,000円の株を100株買うには、1,000×100=100,000円が必要です。(ここでは、説明簡略化のため、手数料等は考えないこととします。また、今後も同様とします。)
ここで、当たり前のようで、当たり前に考えられていない重要なことがあります。それは、1,000円で100株買えるのは、1,000円で100株売る人が存在するということです。
「これのどこが重要なのか?」と思われた人もいらっしゃるかもしれません。
2つ重要な事実があります。
1つ目は、これが、株価形成の基本ということです。
つまり、買いたい人の割合が多く、その中のより高い株価と、売りたい人の割合が多く、その中のより低い株価で、取引が成立するということです。
上記の場合ですと、例えば、あなたが、900円で買いたいと考えていても、1,000円でも買いたいという人が多ければ、株価は900円まで下げることはないでしょうから、結局、900円では買えないということになります。
逆に、1,100円で売りたいと考えていても、1,000円でも売りたいという人が多ければ、1,100円まで上げることもないでしょう。
いわゆる需給、つまり、需要と供給の関係ということです。
2つ目は、同じ株価にも関わらず、買いたい人と売りたい人が存在するということです。
普通に考えると、買いたい人というのは、これから株価は上昇するだろうと考えて買うわけです。
一方、売りたい人というのは、これから株価は下落するだろうと考えて売るわけです。
全く同じ状況にも関わらず、全く正反対の判断(買い、もしくは、売り)になるわけです。
次に、信用取引について、説明します。
先程の例ではないですが、これから下げそうだと考えた場合、現物株を保有していれば売ることができますが、現物株を保有していなければ売ることはできません。
そこで、現物株を保有していなくても、「他の人の株券を借りてきて、売れないか?」と、誰かが考えたのでしょう。
つまり、他の人の株券を金利に相当するもの(貸株料)を払って、借りてきて、保有していない株を売れるようにしたのが、信用取引の「空売り(からうり)」というものです。
実際のところは、保有していないのに(空なのに)、売ることから、このような名称がついたようです。
この信用取引ですが、「売り」だけでなく、「買い」も可能です。
信用取引を始めるには、現物取引の口座だけでなく、一般的には信用取引口座を開設する必要があります。
また、信用取引の場合は、保証金を予め信用取引口座に入金(もしくは、振替)することによって、その保証金の約3倍の金額までの取引が可能となっています。
さらには、証券会社によっても異なりますが、保証金は最低30万円となっており、ある一定の維持率を下回ると追証(おいしょう)と呼ばれる現金の追加入金が必要となります。
これから株を始める株初心者の方は、現物取引で、ある程度の経験を積んでから信用取引も活用するといったステップが必要でしょう。
この信用取引を上手く活用すれば、1つの銘柄の上昇局面からも、下落局面からも、利益を上げることができますので、非常に効率良くなります。(当然のことながら、流れを見間違えれば、逆に、2度、損をする可能性もあるわけですが・・・。)
株式投資の二大分析手法を学ぶ
株式投資を行う上で、非常に大切になってくるのが、分析です。
その二大分析手法は以下となります。
- ファンダメンタルズ分析
- テクニカル分析
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズは、直訳すると「経済の基礎的条件」となります。
ファンダメンタルズ分析は、国や地域の経済状況を分析する場合にも用いられますし、個別企業の業績や財務状況を分析する場合にも用いられます。
個別企業の場合には、例えば、「業績が前年比で+○○%向上しており、現在のPER水準は相対的に割安だ」などというように分析します。
ファンダメンタルズ分析は、どちらかと言うと、投資対象を選別する場合に用いられます。
テクニカル分析
テクニカルは、直訳すると「技術的であるさま」となります。
テクニカル分析は、株式投資の場合でいうと、株価チャートからトレンドやパターンなどを把握し、今後の株価動向を分析することです。
テクニカル分析は、どちらかと言うと、株式の買いや売りのタイミングを図る場合に用いられます。
様々な株式投資手法を学ぶ
株式投資には様々な投資手法が存在します。
代表的なものを以下に挙げます。
- バリュー株(割安株)投資法
- グロース株(成長株)投資法
- 高配当株投資法
- 優待株投資法
- IPO株投資法
- つみたて投資法
- モメンタム投資法
- パニック株投資法
- インデックス投資法
自分に合った投資目標の設定と目標を達成できる投資戦略の立案
株式投資を行う上で重要なことは、「自分に合った投資目標を設定する」ことです。
投資目標というと、「億り人」になるのが目標だという方がいらっしゃるかもしれません。
もちろん、それはそれでいいのですが、その時に、あわせて設定していただきたいのが、「いつ」という要素です。
つまり、「何年後」に「億り人」になりたいかというのを設定するということです。
この「何年後」という時間軸を考慮することによって、目標に対する実現手段も変わってきます。
また、投資に充てることができる資金(元手)についても、重要になってきます。
「億り人」=「金融資産が1億円」だとすると、元手が10万円なのと、1,000万円なのとでは、目標への実現性が大きく違ってくるというのは誰でも理解できることだと思います。
自分に合った投資目標を設定する時に、考慮しないといけない要素
このように考えると、自分に合った投資目標を設定する時に、考慮しないといけない要素としては、以下のようなものがあります。
- 元手(投資開始時の資金)
- 追加資金
- 何年後
- 目標金額(目標利回り)
- 自分に合った投資手法
1.元手(投資開始時の資金)
元手は、もちろん多い方がいいのですが、なければないで問題ありません。
ちなみに、私の場合は、ポイ活で稼いだ10万円を元手に株式投資を始めました。
2.追加資金
追加資金も多いに越したことはありませんが、まったくなくても問題ありません。
とは言うものの、毎月、幾ばくかでも資金を追加した方が目標には早く到達できる可能性が高くなります。
3.何年後
とても重要なのが、この「何年後」という要素です。1年後と30年後では、同じ目標でもプロセスが全く異なってきます。
4.目標金額(目標利回り)
目標金額は具体的なKPIという意味でも決めておいた方がいいですが、絶対に、金額でなくてもいいです。
ただし、具体的な金額にしておいた方がモチベーションが上がるというのも確かではないかと思います。
目標金額の代わりに、目標利回りを設定するというのも良い方法です。
5.自分に合った投資手法
「自分に合った投資手法」と言われると、株初心者の方にはピンとこないかもしれません。
カンタンに言ってしまえば、以下のうち、「自分に合うのは、どの投資手法ですか?」ということです。違う言い方をすれば、「自分の性格に合うのは、どの投資手法ですか?」ということです。
- バリュー株(割安株)投資法
- グロース株(成長株)投資法
- 高配当株投資法
- 優待株投資法
- IPO株投資法
- つみたて投資法
- モメンタム投資法
- パニック株投資法
- インデックス投資法
もちろん、1つだけでないといけないというわけではありませんので、組み合わせてもOKです。
自分に合った投資目標の設定と目標を達成できる投資戦略の立案
では、実際に、「自分に合った投資目標の設定と目標を達成できる投資戦略の立案」の例を二つ、以下に挙げてみます。
1つ目の例は、比較的リスクを抑えることが可能な例ですので、株初心者にもオススメです。
ただし、30年という長いスパンですので、自分の性格に合っているかどうかも考慮する必要があると思います。
例1
- 元手(投資開始時の資金):5万円
- 追加資金:毎月5万円
- 何年後:30年後
- 目標金額(目標利回り):2,900万円(年率3%)
- 自分に合った投資手法:つみたて投資法
※参考サイト:資産運用シミュレーション(金融庁)
この場合の投資戦略は、非常にシンプルです。
年率3%以上を達成できる投資信託を選定し、つみたて投資するというものです。
キーポイントは、もちろん、年率3%以上を達成できる投資信託の選定です。
年率3%以上の投資信託は、今ならたくさんありますので、その中から、今後もリスクを抑えつつ、年率3%以上の運用成績を残せそうな投資信託を選べば、目標達成は比較的容易だと言えるでしょう。
ただし、投資期間が30年と長いですので、定期的に、自分の資産状況がどうなっているかを確認する必要があるでしょう。
例2
- 元手(投資開始時の資金):10万円
- 追加資金:0円
- 何年後:10年後
- 目標金額(目標利回り):1億円(年率100%)
- 自分に合った投資手法:グロース株(成長株)投資法
※参考サイト:マネーシミュレーター「みらい電卓」(野村證券)
実は、この例は、私が株式投資を始めた時に立てたものです。
そうです。10万円の元手を、10年で、1億円にしようという非常に大それた目標です。
年率100%というのは、つまり、1年で倍ということです。最初の内はまだいいですが、後にいくほど、金額が大きくなり、非常にリスキーになります。
なので、株初心者の方は、マネしないことをオススメします。
で、肝心の投資戦略の部分ですが、私の場合は、貸株金利の高いグロース株をテンバガーになるのを待って利益確定するというものです。(厳密には、自分の買値からテンバガー(10倍)ではなくて、安値からのテンバガー(10倍)です。)
性格的に、長期投資には向いておらず、かといって、デイトレードのような短期売買にも向いていない人は検討の余地があると思います。
ただし、私のこの年率100%というのは、自分で言うのもなんですが、非常にハードルの高い目標です。
なので、自分が選択する投資手法に合わせて、目標利回りは調整する必要があるでしょう。
また、グロース株(成長株)は、値動きが軽い、つまり、株価変動が激しいものが比較的多い傾向にあります。
したがって、株価2倍を目指していたのに、株価が1/2になってしまったということも十分起こり得ますので、銘柄選定と売買のタイミングの両方とも慎重に行う必要があるでしょう。
そういう意味では、どの投資手法を選択するとしても、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を使いこなせるに越したことはないでしょう。
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