最終更新日:2024年2月25日
株式投資を始めると、株価が気になって仕方ないですよね。
本記事では、そんな株価の上げ下げに一喜一憂したくない人にオススメの投資法をご紹介していきます。
株価の上げ下げに一喜一憂するのは投資家の宿命?
株式投資を行っている人は日々の株価の上げ下げに一喜一憂してしまいがちです。
これはもはや投資家の宿命と言っても過言ではありません。
特にストップ高やストップ安になったりしたら、次の日のことを考えて夜も眠れなくなるかもしれません。
では、株価の上げ下げに一喜一憂しなくても済むような投資法は存在するのでしょうか?
実は、あまり株価の上げ下げに一喜一憂しなくても済む投資法は存在します。
株価の上げ下げに一喜一憂しなくても済む投資法とは?
株価の上げ下げに一喜一憂しなくても済む投資法は、高配当株を長期で保有する投資法(バイ・アンド・ホールド)です。
平凡すぎて、『なーんだ、そんなことか!』と落胆されたかもしれませんが、ある種、非常にオーソドックスであり、王道の投資法でもあります。
したがって、株初心者の方にも、手掛けやすい投資法と言えるでしょう。
この投資法では、高配当株を買うだけで、あとは、長期に渡って保有しておくだけです。
この投資法のメリットとしては、株価の上げ下げに一喜一憂しなくても済むだけでなく、投資リターンが安定しているという点も挙げられます。
ただし、投資リターンが安定するのは、配当が確実に実施されるという前提条件がつきます。
なので、この投資法の最もキモとなるのは、銘柄選定ということになります。
逆に、この投資法のデメリットとしては、投資リターンが配当利回りとほぼイコールになってしまうことと投資資金の回転率が悪くなることが挙げられます。
前者は、投資リターンが安定していることと表裏一体の関係ではありますが、投資リターン率としては、配当利回りと同程度で、数%程度となってしまいます。
しかしながら、これは、短期で考えた場合で、長期で考えると、十数%程度になることも十分あり得ます。
なぜなら、増配すればするほど、保有銘柄の配当利回りは高くなるからです。
例えば、連続増配企業の代表格である花王(4452)です。
花王は1991年3月期に増配を開始して以来、33年(33期)連続で増配を続けています。
2023年12月期の年間配当額は、150円の予想で、34期連続増配を達成する見込みです。
仮に、1992年あたりの株価1,000円で購入していたとすれば、配当利回りは、15%となります。
もちろん、30年以上の長い期間がかかっていますが、長期で考えた場合は、高い投資リターンを得ることも可能だという一例です。
次に、後者の投資資金の回転率が悪くなることについては、投資資金を回転させたとしても、多くの人が必ずしも多くの利益を上げられるわけではないということです。
特に、株初心者の場合は、売買を多くすればするほど、どこかで株価の急落に巻き込まれて身動きの取れない状況に陥るケースが多いということも考慮しておく必要があります。
よくある『コツコツ・ドカーン』のパターンです。
いくら投資資金を回転させたとしても、これでは意味がないのは多くの人が納得するところでしょう。
そうであるなら、株価の上げ下げに一喜一憂する必要がない投資法の方が精神衛生上はるかに得策だというのがご理解いただけるのではないでしょうか。
もっと言うと、この投資法の場合、株価は下げたとしても、たいして問題ではありません。
なぜなら、長期保有で売らないからです。
投資リターンは、配当ですから、株価は気にする必要はありません。
気にする必要があるのは、減配リスクと信用リスクです。
したがって、ここでも銘柄選定がとても大切だと言えるでしょう。
銘柄選定の方法
では、その銘柄選定の方法について、説明していきます。
銘柄選定時に重要となってくるのは、以下の項目です。
- 配当利回り
- 配当方針(株主還元方針)
- 財務内容
- 業績
配当利回り
すごく当たり前ですが、これが最も重要な要素となってきます。
もちろん高ければ高いほど良いわけですが、他の要素も当然ながら加味する必要があります。
配当方針(株主還元方針)
ほとんどの会社では配当方針(株主還元方針)を定めています。
例えば、三井住友フィナンシャルグループ(8316)の株主還元方針は以下となっています。
株主還元は、配当を基本に、機動的な自己株取得も実施してまいります。
配当は、累進的配当方針および配当性向40%を維持し、ボトムライン収益の成長を通じて増配を実現してまいります。
配当性向は単に高いから良いというものでもありませんが、どの程度の配当を行うのかについて一つの目安となるでしょう。
また、増配傾向の銘柄が良いのは言うまでもありません。
財務内容
高配当株で気を付けないといけないのは、信用リスクと減配だと言いました。
その内、信用リスクを考慮する上で、見るべきは財務内容ということになります。
いくら高配当をうたっていても倒産してしまえば、配当どころではありませんので。
まあ、実際には、高配当予定で、いきなり倒産する可能性は低いですが、安定した配当を行う上でも財務内容は重要となってきますので、キャッシュフローや自己資本比率、有利子負債の状況等をトータルで判断する必要があるでしょう。
業績
減配リスクを考慮する上で重要となってくるのは、業績です。
配当は多くの場合、稼いだ利益を株主に還元する形で行われますので、その原資である利益を見る上で、業績は非常に重要な要素となってきます。
業績が良ければ増配の可能性もありますが、業績が悪くて減配というのは、高配当株を長期保有する投資家にとっては、絶対避けなければならない状況です。
まとめ
- 株価の上げ下げに一喜一憂しなくても済む投資法は、高配当株を長期で保有する投資法(バイ・アンド・ホールド)
- この投資法で重要なのは銘柄選定
- 銘柄選定では、(1)配当利回り(2)配当方針(3)財務内容(4)業績の各内容を十分見極めることが重要
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