【勝てば官軍負ければ賊軍】は株式投資の世界にも当てはまります

最終更新日:2024年2月25日

世の中には非常に多くの情報が出回っています。

特に、投資に関する成功談というのは枚挙に暇(いとま)がありません。

本記事では、【勝てば官軍負ければ賊軍】という言葉が株式投資の世界にも当てはまるということを説明してまいります。

【勝てば官軍負ければ賊軍】とは?

【勝てば官軍負ければ賊軍】という言葉の意味を理解するには、まず、「官軍」と「賊軍」について理解する必要があります。

「官軍」と「賊軍」をそれぞれWikipediaで調べると以下のような意味となります。

官軍は、君主に属する正規の軍のこと。

(出典)官軍-Wikipedia

 

賊軍とは、天皇(朝廷)及び政府の意思に叛逆し天皇、朝廷、政府より口頭、詔勅、綸旨等の手段により討伐、鎮撫、もしくは宣戦布告を受けた勢力の保持する軍勢のこと。

(出典)賊軍-Wikipedia

カンタンに言えば、官軍が正規軍で賊軍は反乱軍ということになります。

したがって、【勝てば官軍負ければ賊軍】の直接的な意味は、【勝てば正規軍負ければ反乱軍】という意味になります。

歴史を紐解けば分かるように、戦の前に反乱軍だったものが、戦の後には正規軍になるというのは、しばしば起こっています。

そして、現在、【勝てば官軍負ければ賊軍】という言葉は、「勝ったものが正しく、負けたものは正しくない」というような意味合いで使われています。

 

【勝てば官軍負ければ賊軍】は株式投資の世界にも当てはまります

【勝てば官軍負ければ賊軍】、つまり、「勝ったものが正しく、負けたものは正しくない」という言葉は、株式投資の世界にも当てはまります。

株式投資の世界では、様々な投資法が存在します。

そして、多くの人が「私はこの投資法で、○○円稼ぎました」とか、「○○円の資産を築きました」的なことを言ったり、書籍を出版したりしています。

そうです。株式投資の世界も勝負の世界である以上、勝ったもの、つまり、利益を上げたものが正しくて、負けたもの、つまり、損失を出したものは正しくないのです。

ここで、一つ大切なポイントがあります。

それは、同じ投資法を用いたとしても、勝ったものも負けたものも存在するということです。

戦の場合でいうと、同じ兵法を用いたとしても、勝ったものも負けたものも存在するのと同じです。

つまり、同じ戦法でも、タイミングやシチュエーションによって、結果は正反対になったりするわけです。

したがって、「官軍」で居続けるためには、様々な投資法を習得し、タイミングやシチュエーションによって、投資法を使いわける必要があるということです。

 

現実的な話をすると…

投資本を読むと、「なるほど、うんうん」と納得はするけれど、「それは、そのタイミングだったから上手くいったんだろうなぁ」というようなケースはよくあります。

というか、ほとんどの場合は、そうだと思います。

当たり前といえば当たり前ですが、「著者が上手くいった投資法」を解説しているわけですから。

では、私たちは、どうすればいいのかと言いますと、色んな投資法がある中から、自分の状況、目標および性格に合ったものを選択し、その投資法で、トライ&エラーを繰り返すしかありません。

そして、その投資法で、上手くいったもの、つまり、勝ったものが正しいということです。

以上、とても当たり前の結論となってしまいましたが、これが真実だと思います。

 

 

 

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