高配当株を買う時に気をつけるべき7つのポイントと買うタイミングはいつがいいか?
最終更新日:2024年3月2日
高配当株投資をしていて、一番悩むのが高配当株を買うタイミングです。
本記事では、「高配当株を買う時に気をつけるべきポイント」と、「高配当株を買うなら、どのタイミングがいいか?」について、解説していきます。
- 高配当株を買う時に気をつけるべき7つのポイント
- 高配当株を買うタイミング
高配当株を買う時に気をつけるべき7つのポイント
高配当株を買う時は以下の項目について気をつける必要があります。
- 配当利回り
- 業績と将来性
- 財務健全性
- 業界や市場の状況
- マーケットの状況
- 分散投資
- 長期投資
1.配当利回り
高配当株を買う際に最初に考える必要があるのが、その株の配当利回りです。
配当利回りは、現在の株価に対する配当額の割合を示します。
一般的に、高配当利回りは魅力的に見えますが、その株の業績や将来の配当安定性も考慮する必要があります。
2.業績と将来性
高配当を支払う企業は、通常、安定した収益を上げていることが期待されます。
企業の業績や将来の成長性を評価し、配当支払いの安定性を確認することが重要です。
3.財務健全性
高配当を支払う企業が財務的に健全であることも重要です。
企業の負債水準やキャッシュフロー状況などを確認し、配当支払いが持続可能であることを確認します。
4.業界や市場の状況
特定の業界や市場の状況も高配当株の選択に影響を与えることがあります。
景気循環や競争状況、規制の変化など、外部要因を考慮することが重要です。
5.マーケットの状況
株式市場全体の状況も考慮する必要があります。
景気の好転や不況、金融政策の変化などが高配当株の選択に影響を与える可能性があります。
6.分散投資
高配当株は投資ポートフォリオの一部として考えるべきです。
分散投資を行うことで、リスクを最小限に抑えることができます。
7.長期投資
高配当株を購入する際は、長期的な視点で考えることが重要です。
配当再投資や時間の経過による資産の成長を見込むことができます。
高配当株を買うタイミングはいつがいいか?
前項の「高配当株を買う時に気をつけるべき7つのポイント」を考慮した上で買い候補の銘柄を選定したとしましょう。
実際に高配当株を買うタイミングはいつがいいでしょうか?
高配当株を買うタイミングとしては、おおむね以下が考えられます。
- 予め決めた配当利回りになった時
- 予め決めた株価になった時
- チャート分析で買いシグナルが出た時
- 権利落ち日以降の株価が安くなったタイミング
この中から自分が一番いいと思う方法を選択すればいいかと思います。
1.予め決めた配当利回りになった時
高配当株を買うタイミングとして、一番わかりやすいのが、この「予め決めた配当利回りになった時」です。
例えば、「配当利回りが5%になったら買う」などと決めて買う方法です。
2.予め決めた株価になった時
「予め決めた株価になった時」も、わかりやすい方法です。
例えば、「株価が1,000円になったら買う」などと決めて買う方法です。
3.チャート分析で買いシグナルが出た時
一般的な株の買い方とも言える「チャート分析で買いシグナルが出た時」に買うという方法です。
例えば、「ゴールデンクロス出現で買う」などと決めて買う方法です。
4.権利落ち日以降の株価が安くなったタイミング
最後に説明するのは、高配当株特有の方法かもしれません。
それは、「権利落ち日以降の株価が安くなったタイミング」で買うという方法です。
高配当株の場合、権利落ち日以降、かなりの確率で株価が下落します。(もちろん、すべてというわけではありません。)
一般的に高配当株の場合は、配当狙いの買いが入り、権利確定日に向けて、おおむね株価は高い水準になっています。
つまり、配当利回りは低くなりがちです。
しかしながら、権利落ち日以降であれば、配当分程度、株価が下がるケースが多いですので、これを利用して株価が下がった、すなわち、配当利回りが高くなった段階で買うというものです。
このケースで気をつけないといけないのは、株価は下がっているかもしれませんが、配当をもらう権利が確定するのは、かなり先になるということです。(また、配当水準も買った時点では定まっていないケースが多いということです。)
最初から長期投資の予定で、高配当株をバイ・アンド・ホールドするような長期目線の投資家であれば、実践してみてもいい方法だとは思います。
私の場合
私の場合、高配当株を買うタイミングは、前項の「1.予め決めた配当利回りになった時」に買うのを基本としています。
例えば、ENEOSホールディングス(5020)を買った時は、以下のような考え方で買いました。
(ステップ1)ENEOSホールディングスの2024年3月期の予想年間1株配 → 22円
(ステップ2A)配当利回りが5%となる株価 → 440円 → 買えず
(ステップ2B)配当利回りが4%となる株価 → 550円
(ステップ3)550円で買い
ここで、ポイントとなるのは、「配当利回りを何%に設定するのか?」ということです。
もちろん高いに越したことはないのですが、買えないと意味がないので、買えそうなところで、自分が納得のいくパーセンテージに設定する必要があるでしょう。
実際に私は、当初、配当利回り5%となる株価440円で買い注文を入れていましたが、440円までは下げそうになかったので、最終的に配当利回りが4%になる株価550円に買い注文を変更し、結局、2023年12月25日に、550円で買いました。
まとめ
高配当株を購入する際は、7つのポイントを考慮しながら、自身の投資目標やリスク許容度に合った選択を行うことが重要です。
- 配当利回り
- 業績と将来性
- 財務健全性
- 業界や市場の状況
- マーケットの状況
- 分散投資
- 長期投資
高配当株を買うタイミングとしては、以下の4つが一般的であり、自分に合ったやり方を選択すればいいでしょう。
- 予め決めた配当利回りになった時
- 予め決めた株価になった時
- チャート分析で買いシグナルが出た時
- 権利落ち日以降の株価が安くなったタイミング
また、高配当株を買った後は、市場状況や企業の業績変化に応じてポートフォリオの再評価を定期的に行うことも大切です。
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