【株初心者の疑問解決】配当金を月10万円もらうには、いくら必要か計算してみました
2024年1月6日
「配当金生活ができたらいいなあ~」なんて考える人も多いと思いますが、そのためには「一体いくらぐらい必要なのか?」と漠然と考えたりしますよね。
そこで、いくら必要かについて、計算してみましたので、ご参考ください。
配当金とは?
まず、「配当」をウィキペディアで調べてみると、以下のような説明がされています。
企業における配当とは、企業が経営活動の結果として獲得した利益を出資者あるいは株主に分配することをいう。
したがって、配当金とは、企業が経営活動の結果として獲得した利益を出資者あるいは株主に分配したお金ということになります。
配当金をもらうには、どうすればいいか?
では、配当金はもらうには、どうすればいいのでしょうか?
結論から申し上げますと、配当金をもらうには、権利確定日時点で当該株式を保有していればOKです。
例えば、仮に、配当金をもらえる権利確定日(通常は決算期末)が、3月31日(金)の銘柄があったとします。この場合に配当金をもらうには、3月29日(水)の取引終了時点までに、当該銘柄を購入して、そのまま保有しておけばいいということになります。
逆に言いますと、3月29日(水)取引終了時点で当該銘柄を購入(保有)していれば、3月30日(木)の権利落ち日に、当該銘柄を売却しても、当該決算期の配当金をもらうことができます。
実際に配当金をもらえる時期は、いつか?
前項で、権利確定日時点で当該株式を保有していれば配当金をもらえると書きましたが、当然ながら、すぐにもらえるわけではありません。あくまでも、配当金をもらえる権利が確定したにすぎないからです。
では、実際に配当金をもらえる時期は、いつなのでしょうか?
実際に配当金をもらえる時期は、決算期末から2~3ケ月後です。例えば、3月31日が決算期末の場合、そこから、2~3ケ月後ですので、5月下旬頃~6月末頃までには、配当金がもらえます。具体的にいつもらえるかは企業によって、異なりますので、その企業の決算短信等を確認すれば分かります。
配当金の受け取り方法は?
配当金の受け取り方法は、以下の方式があります。
- 株式数比例配分方式
- 登録配当金受領口座方式
- 配当金受領証方式
- 個別銘柄指定方式
株式数比例配分方式
保管振替機構(ほふり)の株主情報を利用して証券口座で受領する方法
登録配当金受領口座方式
すべての配当金を一つの金融機関の口座で受領する方法
配当金受領証方式
郵便局等の窓口で配当金領収証等との引換えにより受領する方法(ゆうちょ銀行や郵便局に出向く必要があります。)
個別銘柄指定方式
発行会社に対し振替株式等の銘柄ごとに口座振込指定をし、指定した金融機関で受領する方法
配当金を月10万円もらうには、いくら必要か?
配当金を受け取るところまで分かったところで、いよいよ、配当金を月10万円もらうには、いくら必要かについて、計算してみたいと思います。ここでは、説明簡略化のため、手数料や税金は考慮しないこととします(以下、すべて同様)。
株価1,000円、年間1株配50円の銘柄Aがあったとします。銘柄Aを株価1,000円で100株購入し、権利確定日時点でも保有していた場合、もらえる配当金は5,000円で、配当利回りは5%となります。
配当金=50[円]×100[株]=5,000[円]
配当利回り=50[円]÷1,000[円]×100=5[%]
配当金を月10万円ということは、年間では120万円ということになりますから、銘柄Aだけで年間120万円の配当金をもらおうとすると、24,000株保有している必要があり、投資金額としては、2,400万円必要です。
1,200,000[円]÷50[円]=24,000[株]
株価1,000[円]×24,000[株]=24,000,000[円]
上記から分かるように、結局のところ、配当利回りによって、いくら必要かが変わってきます。
つまり、配当金を月10万円もらうのに必要な投資金額は、120万円を配当利回りで割ると計算できます。
配当金を月10万円もらうのに必要な投資金額=120万円÷配当利回り
表1:配当利回り毎の配当金を月10万円もらうのに必要な投資金額
配当利回り | 投資金額 |
1% | 120,000,000円 |
2% | 60,000,000円 |
3% | 40,000,000円 |
4% | 30,000,000円 |
5% | 24,000,000円 |
6% | 20,000,000円 |
7% | 17,142,857円 |
8% | 15,000,000円 |
9% | 13,333,333円 |
10% | 12,000,000円 |
(注)配当利回り7%と9%の投資金額は、小数点以下を四捨五入した金額です。
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